私が苔活動をはじめてから今まで家族から批判されたことは一度もない。
むしろ応援をしてくれている。
年中アトリエにこもり苔テラリウムを作ったり、本業の休みの日のほとんどを苔活動に費やしたりしてもだ。
妻も自然やアウトドアが好きで自ら制作することはないにせよ苔テラリウムの美しさには共感してくれている。
苔楽活動に一切口を出さないが私が相談をすると客観的な視点で考えたアドバイスをくれる。
両親は苔楽のイベント情報をどこかから聞き付け一般のお客として参加したり、作品を購入してくれたりしている。
それこそ YouTubeをアップすればすかさず感想を送ってくれたりとか。
中学生の子供たちも積極的に興味を持つわけではないが、活動をやめて欲しいなんて一言も言わない。
おそらく周りにいる家族が批判的な人たちばかりだったらこの活動は途中で放棄していただろう。
本当に家族の理解と協力に恵まれている。
苔楽の活動理由は東海地方から苔文化を広めるため、だけでなく実は自分自身の活力になるからでもある。
本業の仕事だけをしていたのであればこんなに多くの人に苔を通じて出会うことはなかっただろうし、自己表現の場も持ち得なかっただろう。
苔楽は私の分身。
私の性格や考え方が目で見える形で具現化されたものと言える。
家族に支えられながら、見守られながら思う通りに活動をさせてもらったからこそ、苔楽が私というものを表現するための媒体となることができた。
これから先も私が存在し、家族がいてくれる限りは苔楽はなくならない。
サンキュー、苔楽!サンキュー、家族!である。