サンキュー家族

私が苔活動をはじめてから今まで家族から批判されたことは一度もない。

むしろ応援をしてくれている。

年中アトリエにこもり苔テラリウムを作ったり、本業の休みの日のほとんどを苔活動に費やしたりしてもだ。

妻も自然やアウトドアが好きで自ら制作することはないにせよ苔テラリウムの美しさには共感してくれている。

苔楽活動に一切口を出さないが私が相談をすると客観的な視点で考えたアドバイスをくれる。

両親は苔楽のイベント情報をどこかから聞き付け一般のお客として参加したり、作品を購入してくれたりしている。

それこそ YouTubeをアップすればすかさず感想を送ってくれたりとか。

中学生の子供たちも積極的に興味を持つわけではないが、活動をやめて欲しいなんて一言も言わない。

おそらく周りにいる家族が批判的な人たちばかりだったらこの活動は途中で放棄していただろう。

本当に家族の理解と協力に恵まれている。

苔楽の活動理由は東海地方から苔文化を広めるため、だけでなく実は自分自身の活力になるからでもある。

本業の仕事だけをしていたのであればこんなに多くの人に苔を通じて出会うことはなかっただろうし、自己表現の場も持ち得なかっただろう。

苔楽は私の分身。

私の性格や考え方が目で見える形で具現化されたものと言える。

家族に支えられながら、見守られながら思う通りに活動をさせてもらったからこそ、苔楽が私というものを表現するための媒体となることができた。

これから先も私が存在し、家族がいてくれる限りは苔楽はなくならない。

サンキュー、苔楽!サンキュー、家族!である。

苔楽フィルム2ndシーズンまとめ

YouTube苔楽フィルムでやりたかったこと。それはシネマティックな映像の中で苔テラリウム制作をすること。

視聴者を集めるとなるとあまり効果的ではないのは理解しているがどうしてもやりたい気持ちは抑えれない。

というわけで自室を飛び出し、外の世界で撮影することにした。

2ndシーズンと名打って開始。

とはいうもののいきなり外に出たら今までの苔楽フィルムのファンの方がびっくりしてしまう。

最初はいつもの部屋で撮影。

ただし、あくまでシネマティックに。

極力解説などはせず、サイレントで臨場感を出すという雰囲気に馴染んでもらうためのもの。

それがこの動画。

1 連山檜の道標【苔テラリウム制作動画】

第二回は一応外に出る。外と言っても自宅の庭だ。

苔楽フィルムのファンの方に徐々に慣れていただくためだ。

自宅の庭は妻が常に手入れをしていて居心地の良い雰囲気になっている。

そこにいると妻のオーラに包まれているかのような安心感に浸れる。

この時は私自身も屋外で苔テラリウムを作るのははじめて。

猛暑の最中、苔を取り出し外気に触れさせると一瞬でカサカサになってしまうことを学んだ。

そんな苦労の中撮影したのがこの動画です。

2 赤い屋根のキノコのお家【苔テラリウム制作動画】

次にいよいよ家を出る。

愛知県長久手市のモリコロパークだ。

もうすぐジブリパーク開園を控えているモリコロパークで撮影するのはラストチャンスかもしれない。

開園前ということもあり、工事用の重機が行き来する。それもまた臨場感。

私は雨男らしい。記念すべき屋外撮影の一回目であるその日も雨。

ところがシネマティック動画となると雨もまた良い雰囲気を醸し出す。

公園の芝生広場の真ん中にでっかいステージがあり、その屋根の下で撮影することにした。

3 クロスケの住む森inモリコロパーク【苔テラリウム制作動画】

この段階で苔楽フィルムを見ていた方の反応が分かれ始める。

チャンネル登録を外してしまう人もちらほらと出てきて、登録者数が停滞してしまった。

私の中では想定内ではある。

解説をしながら苔テラリウムを作る動画を見てチャンネル登録をしてくれた人からするとだいぶ色の違うことをしているから当然。

ただ、私は2ndシーズンは最低10本は仕上げたいと思っている。

ここでへこたれるわけにはいかない。

2ndシーズン4本目は滝だ。

苔が好きな人はおそらく滝も好きだ。

私は以前一度苔観察に行ったことのある場所で、撮影がしやすそうなところをピックアップし、そこに向かった。

愛知県新城市 鳴沢の滝。

観光地でもあるが今は栄えていない印象。平日であれば人気も全くない。

滝壺から50メートルくらい離れた場所に砂地の開けたところがあり、そこで撮影することにした。

少し離れたところでやっていたので滝壺に訪れた人はほとんど私に気づかないようだった。

ちょっと困ったのが滝壺に入り滝行を始めるお爺さんがいたことである。

あたり一面にお経のような声が響き渡りやむなく撮影を一旦中断せざるを得なかったこと。

しかもその人は服を一切まとっておらず映像に映り込まれたらお蔵入りである。

そんなハプニングもありながら撮影したのがこの動画。

4 滝の姿に魅せられて【苔テラリウム制作動画】

なかなか好調に動画をアップさせることができて周りの人にも YouTubeの雰囲気が変わったね、などと言われるようになってきた。

良い流れだ。

シネマティック動画は屋外でなければならないなんてことはない。

お洒落なカフェなんかもその舞台としては完璧だ。

私が苔テラリウムのワークショップを行う会場に愛知県日進市のリセイムさんというところがある。

キッチンカウンターもありジャズの流れるお洒落な空間だ。

たまたまワークショップの空き時間ができたのでそこで撮影をすることにした。

シネマティック動画に少し日常を組み込むことも構成としては親しみやすさにつながるので悪くはないはず。

この日、入り口の扉の上にツバメの巣があることを発見。

もちろん動画の要素として盛り込むことにした。

親ツバメが餌を運んでくる瞬間を近接撮影をしたくてカメラをセット。

どこから見ているのか親ツバメが警戒してなかなかやってこない。

10分経っても来ないので諦めてカメラを引き上げるとそのすぐ後に餌を持ってくる。

そうなると私と親ツバメの駆け引きの始まり。

またカメラをセットして少し離れたところから待つが来ない。

ダメかと引き上げたらやってくる。。。

実はこの攻防が30分〜40分くらい続き、ようやく餌やりシーンが撮れた。

一瞬の餌やりシーンのために実は結構苦労をした動画でした。

5 涼しげな清流の苔テラリウム【苔テラリウム制作動画】

この頃から少しずつ再生回数も増え出してきた。

なんとなく、苔楽はこういうことがしたいんだなと雰囲気をつかんだ上で見てくれているのだと思う。

実は2ndシーズンを撮影するにあたり見本にしている動画がある。

モリノネチャンネル。

キャンプ動画ではあるがサイレントでシネマティック。カメラワークや色合いが最高。やや長尺だがずっと見ていられる。

お酒を飲みながら週末にのんびり眺めるのもひとしおだ。

リンクを貼るのはやめておくが是非検索してみて欲しい。

いよいよ後半。第六回目の撮影。

舞台は岐阜県板取。

ここに流れる川は伏流水を含んでおり透明度が抜群に高い。

どうしても撮影をしたかった場所だ。

ただ、夏のこの時期、板取は観光客で賑わう。撮影には全く適していない。

そこで板取で苔ショップをしているForest knotさんにアクセスし、おススメの撮影スポットを教えてもらうことにした。

店主の兒玉さんは大変気さくで人の良い野心家。常に苔とお客様に向き合ってより良い未来を模索している。

苔楽フィルムのことを知ってくれており、大変協力的に場所探しを手伝ってくれた。

このように人とのつながりを生みだす力が YouTubeにはある。

案内してくれた場所は文字通りのthe河原。素晴らしいロケーションである。

しかも地元の人しか知らない隠れ家的スポット。観光客が来ないので一切汚されていない神々しい場所だ。

この先に行くと熊が出るかもしれないからあまり奥には行かないようにと兒玉さんは忠告して去って行った。

その言葉が心に残ったのか作品テーマにも反映されたような気がする。

その時の動画がこちら。

6 猿と熊の潜む登山道in岐阜県板取川【苔テラリウム制作動画】

YouTube撮影は個人でやられている方がほとんどだと思う。

私もその一人。

ただ、今回の撮影は少し違った。TwitterやInstagramなどで知り合った苔仲間の方々が色々と協力してくれた。

まず、ロケーション。

2ndシーズンは自室にこもって撮影するのではなく、環境も含めて楽しんでもらいたいのでまずはロケーションが必要である。

公共の場や、河原などは迷惑にならない場所であれば特に許可は必要ないのですが、個人の所有地内で撮影となるとそうはいかない。

私の構想の中で、荘厳な雰囲気の苔むすお寺で撮りたいという野望があった。

それを苔仲間に話すと、知り合いのお寺さんに聞いてみると言ってくれた人がいた。

苔男子まこさん。

彼は行動力にたけ、アイデアマンである。

私の活動に協力をしようといつも前向きな姿勢で向き合ってくれる。

お寺で撮りたいんですよね。ふと私が話した言葉に反応してくれ、すぐにロケーションまで抑えてくれた。

本当にありがたかった。

協力者は一人だけではなかった。

撮影当日、アシスタント的な立ち位置で私に同行してくれたhiroshixさん。

私が、一人だとちょっと心細いんですよね。とつぶやいた言葉に反応してくれて即座にいつ撮影?と聞き返してくれた人である。

hiroshixさんは自らも YouTubeをやっていて私の撮影へのアドバイスや協力をしてくれた。

撮影時に敷いていた紅葉の手拭いも苔も提供してくれたのはHiroshixさんです。

今回の動画はそんな方たちのお陰でできた大切な動画となりました。

撮影地は岐阜県山県市のお寺。約700年の歴史のある西山浄土宗善導寺。

管理された苔庭と荘厳な雰囲気。至る所に響く水の流れる心地の良い音。

こんな素晴らしい場所と協力してくれた仲間に支えられての撮影は一生忘れないと思う。

公開 2022年9月9日(金)18:00-

苔テラリウム座談会

地元愛知の公益施設で苔テラリウム座談会なる企画を立てた。

簡単に言うと苔好き友達を作ろうというサークル活動である。

毎月一回平日の夜19:00-地元の苔仲間がドリンクをいただきながら苔について語り合おうという趣旨である。

このようなサークル的なイベントの試みは今までの苔界隈ではあまりなかったように思う。

苔観察会やワークショップはあるが、それらはあくまで講師がいて生徒がいる構図、つまりどちらかというと一方通行のコミュニティである。

サークルは各個人が双方に持ち寄った苔テラリウムについてのことや苔のことについてわいわいと話ができる。

実際、苔テラリウムはまだまだコア分野。

周りに一緒に楽しく苔のことを語れる人などなかなか見つからないもの。

そこで私が舵取りをして地元の苔好き達を集め、親交を深めていく。

そうすればそこに集まった人は苔を通じて仲間となり、そのコミュニティが居場所になる。

私はずっと東海地方から苔文化を盛り上げたいと私は思っている。

まずは小さなコミュニティでも良いのでみんなの居場所を作ることからはじめようと思う。

ワークショップの心得

世の中にはさまざまなワークショップがある。

パン作りや段ボール工作、星空観察など、多種多様な分野で行われている。

苔テラリウムもしかり。

今では多くのショップやクリエイターが参入し、苔テラリウム作りを世に広めるひとつの媒体となっている。

それもそのはず。

苔テラリウム作りは材料や道具を揃えれば誰でもできるし、出来上がりが美しいので参加者の満足度も高い。

また、作った作品はずっと愛着を持って育てることもできる。

まさにワークショップにうってつけのジャンルなのである。

私はマルシェ出店をした時、お客様から色々お話を聞く機会を持った。

そこでよく聞いたのは、苔テラリウムは見るのも好きだけど自分で作ってみたいというご意見。

それが私がワークショップを始めるきっかけのひとつとなった。

さて、ワークショップを始めようと考えても、皆と同じことをやっていては何も変わり映えがしない。

何か差別化をはかりたい。

幸い、私はYouTubeで苔テラリウム動画を何十本かアップしている。

そのストックを打ち出し、「苔楽フィルムのクリエイターがあなたの苔テラリウム作りをサポートします。」をひとつの売り文句とした。

ただ、とはいえYouTube登録者数は誰でも頑張れば到達できるほどの人数。

残念ながら苔好き界隈の方からの知名度は多少あるにはあるが、苔テラリウムに興味を持ったばかりの方にはそこまでの知名度はない。

もうひとつ、何か差別化をはかる必要がある。

まずは私のワークショップにはどんな方が来られるのか。

それを明確にする必要がある。

逆を言えばどんな人に来て欲しいのかを考えた。

30代から60代の大人の女性。

これは今、私のワークショップでメインとして展開している「はじめての苔テラリウム作り」というコースの場合である。

大人の女性は何があると満足してくれるのか。

私の仮説は「モノより価値観」ではないかと考えた。

つまり、もちろん苔テラリウムを作って帰りたいが「作る過程でどのような時間を過ごしたのか」の方が満足度に大きなウエイトがかかるのではないかと。

このコースの場合、私が講師としてするべきことは苔テラリウムのテクニカルな話ではなく、その場に楽しい雰囲気をもたらすことなのだ。

そう仮説を立てた私はワークショップの準備を進める中で、会場となるレンタルスペースの選定にとにかく時間を割いた。

来てくれる人が一時間半過ごす場所は心安らぐ場所でなければならないからだ。

現在、メインで会場とさせてもらっているリセイムさんはまさに私が探していた場所でした。

以前は地元の人が集まる喫茶店だったお店を改装した店舗。

BGMにはジャズが流れ、外からは木漏れ日が入る。

舞台は決まった。

あとはお客様が心の底からその時間を楽しみ、有意義なひとときとなるよう私がサポートをするだけ。

毎回思うが、本当にお客様とお会いするのが楽しみ。

きっとお客様のワクワクした気持ちが私に届いているんだろう。

そして最後にはありがとうと言ってもらえるよう、私も楽しみながらワークショップを続けていきたい。

苔楽企画ホームページ完成!

ようやく苔楽企画のホームページを作りました。

これを見ていただければ苔楽の活動や作品の雰囲気をわかっていただけるはず。

苔楽って一体何者?という方はまずはこのサイトをゆっくりご覧になってくださいませ。

私は今まで色々な可能性を追求しつつ、苔に関する活動をしてきました。

しかし、だんだんと自分が何がしたくて、一体どこへ向かおうとしているのかわからなくなりました。

そんな状況を一旦整理するためにも、このホームページ作りは役立ちました。

今後は活動の幅を広げるたびにきっとこのホームページの彩りも鮮やかになっていくことだと思います。

趣味で始めた苔テラリウムをSNSにアップしていいねやコメントをもらう。

そのたびに作品作りに対する誇りや自信や想いは強まっていきました。

その想いが強ければ強いほど作品には魅力が増し、たくさんの方からの温かい支持を受けることができるようにまでなりました。

苔を通じて知り合った人たちや苔楽のことを好きになってくれた人たちに、私から多くの感謝を込めてこの言葉に変えたいと思います。

ありがとう。

これからもよろしく。

苔楽企画という屋号

2年以上、自分なりに苔に関わってきた。

SNSではInstagram、YouTube、ツイッター。

展示販売やマルシェ出店。

苔テラリウムを製作したり、苔に関わる人々と触れ合ったり。

それはそれで楽しくて夢中になった。

趣味とはいえど、たまに販売もしている。

このままの状態で続けていて良いのだろうか?

それが私の一番の悩みだ。

例えば苔テラリウムを製作したものを販売したい。

ワークショップを行なって参加費を受け取りたい。

きれいごとに聞こえるかもしれないが、お金が欲しいという気持ちではなくお金を受け取ることに責任を持ちたいという気持ちだ。

経営の観点からいくと物事を安定的に継続するためにはきちんとその売上を出していくことが重要。

なのでお金をいただく。

2021年9月にYouTubeの収益化に成功はしたものの本業の合間に撮影をし、編集をこなすのは頑張って週一回ペースが限界。

つまり、YouTubeの収益だけでその他の事業の売上が賄えるほどの利益は全くない。

となると、きちんと屋号を持ち開業届を提出し原価と利益を計算した上で活動をしていくことが一番良いのではないかと思っている。

さて、話は進む。

屋号を何にしようという話。

苔楽というネームは結構気に入っている。苔仲間の皆さんにもある程度浸透していると思う。

苔楽を生かした社名にしたい。

考えたのが苔楽企画。

我ながらシンプル。字画占いも良いと言っている。

今後は苔楽企画という屋号をベースにいろいろなことに挑戦していこうと思います。

絵本制作を始める

正確にいうと今現在、絵本制作を進行中だ。

苔テラリウム作家がなぜ絵本を?

という疑問が浮かぶだろう。

実は私も自分自身、絵本を作りたいと思った理由を当初他人に説明することが出来なかった。

思い立ってしまったから仕方ない。

これを自分が理解するためにはは自分が何をやりたくて何に向かって動いているのかを整理する作業から始めなければならなかった。

そう、なぜ私が苔楽というブランドを作り、世に出す必要があるのか。

その社会的意義をもう一度考えることに繋がったのだ。

苔のある暮らしを楽しもう。

そのコンセプトが苔楽と名付けた由来。

つまりは自然の尊さに感謝し平和であることに幸せを感じ、それを子の世代へと引き継いでいくような世の中になって欲しいという願いも私の中にはある。

そんな苔楽の考え方や理念を表現し、人々に伝える方法に最適なのは絵本だと思った。

ストーリーはすぐに浮かんだ。

現在進行中の絵本は約18ページだが、ストーリーは30分で書き上げた。

シンガーソングライターがよく言う、歌詞が天から降りてきた状態だ。

しかし、私は絵を描けない。

正確には絵を描くことは好きだが人に伝えるほどの画力がない。

これには協力者が必要だった。

協力者はすぐに現れた。

苔楽のロゴを制作してくれたデザイナーのリエさん。

リエさんの描くほのぼのとした優しさに包まれた絵柄。

苔楽のコンセプトにありえないほどマッチした。

リエさんは私の考えたストーリーを読んで是非やりたいと言ってくれた。

完成は急がないので二人が満足できるまでやりましょうという感じでこのプロジェクトは現在も進行中で進んでいる。

マルシェ出店して学んだこと

7月の初め。

マルシェを出店した。

私自身自分の店を持つことは初めてだった。

当日は高校時代からの友人が手伝いに来てくれたが今思えば彼らがいないと店が成り立っていなかったとさえ思う。

私がマルシェをやると決めたときから面白そうだねと言ってくれた協力者だ。

とにかく前日まで販売用の苔テラリウムの制作に追われほぼ徹夜で迎えた当日。

この日のために仕入れたテントが不良品で脚が伸びないというトラブルも彼らがなんとか回避してくれた。

お客様が私の苔テラリウムを見て率直な反応を示してくれた。

わぁと歓声をあげながら近づいてくれる子供さんや、苔テラリウムに元々興味があって来てくれたお客様など多くの人と触れ合うことができた。

やはり相手の反応を肌で感じることは必要。

購入するかしないか。

それが唯一の答えだ。

また、お客様の動向を仕入れることもできた。

作品を買う方もいるにはいるが自分で作ってみたいという方が多くいるということだ。

この時はオリジナルベースソイルと苔五種をパックにしたものが売れた。

この本質を知った以上、次なる一手が決まった。

誰でも簡単に苔テラリウムを作ることができるスターターキットの開発だ。

今まであるようでなかった動画で解説。

道具も全て入れる。

封を開けたらすぐに苔テラリウムができるキットだ。

このキットができればこれから苔テラリウムを始めたいという方が無理なく始めることができる。

そうすれば苔テラリウムの認知度も上がり、世に広まる。

課題はいかに安価に抑えるか。

この課題を越えなければいけない。

苔テラリウム制作動画を作りつづける理由

YouTubeで苔テラリウム制作動画を作って公開している。

一体なんのためか?

一言でいうことは難しいが根本のところを言うと苔テラリウムの楽しさをたくさんの人に知ってもらうため。

ただ私が作る模様をお伝えするだけではなくコンセプトとして「誰でもできる苔テラリウム」としている。

私自身、苔テラリウムを始めた時、難しいのではないかという心配があった。

しかし、今の時代、YouTubeで苔テラリウムを検索すればたくさんの動画が出てくる。

そのような先駆者たちに色々教えを乞い、少しずつ自分のものとしていった経緯がある。

自分も同じようにこれから始めたいと思っている人の力になれないものか?

思い返せばそのように感じたのがきっかけだったように思える。

「誰でもできる」をコンセプトにした動画は50本まで作ろうと思っている。

それ以降は余力があれば別のテーマで続けていきたい。

そのテーマは「ハイレベル苔テラリウム」だ。

まだまだ私にはそこまでの制作技術はない。

しかし、作り続けることで何かしら自分の型のようなものが身につくであろうと信じている。

それが人の目に映ったとき感動を与えることができれば次のステップへの梯子がかけられたことになる。

それはいつになるのだろう。

私の中での目安はYouTubeの動画を50本アップする頃だろう。

少なくともそれまでに苔テラリウムを50作品以上制作していることになる。

そこまで作っても人に認められない作品しか作れないのであれば諦めるのも一つの方法だ。

でもまだ私はそこまでやっていない。

50本。まずはそこを目標としてYouTube動画を作成する。

苔の種類は何種類覚えるべきか?

苔に興味を持つと足元を見て歩くようになります。

周囲の状況によっては危険なこともありますのでご注意ください。

今回は苔の種類は何種類覚えるべきかというテーマでブログを書きます。

結論から言うと、10種類くらい覚えればヨシ!!です。

日本だけで2500種、世界では1万8000種の苔があると言われています。

全ての苔の種類を覚えるのは無理だと思いますし、無駄だと思います。

もちろん苔の研究者ともなれば、多くの種類を知っていなければならないとは思いますが、趣味で苔テラリウムを作っている程度のひとであればその必要はありません。

実際、私も数えたことはありませんが、おそらくパッと見てこれは〇〇ゴケって答えれるのはたった十数種類くらいだと思います。

しかも、苔にはホソバオキナゴケとアラハシラガゴケのように肉眼では判別できないような似通った種類もいっぱいあります。

それこそ研究者でも迷うような苔だってあるようです。

素人には判別するのは無理ですし、そこまでする必要はありません。

ただ、苔の種類をいっぱい知っているといいこともあります。

それは苔観察に行ったときに楽しくなることです。

自分が知っている苔と出会うとテンションは上がります。

特にレア苔を見つけた時なんかは、まるで旧友に街中でばったり出会った時くらい、ときめいたりします。

それもその苔の名前や希少性を知っているからこその楽しみ方なのです。

とはいえ、私たちが認識する苔は苔テラリウムに使用するようなメジャーな苔たちだけです。

最低限、ネットなどで売られているメジャーな苔の名前を知ることが望まれます。

苔の名前を覚えるには苔の書籍を持って、実際に山を歩き、観察するのが一番です。

そして5センチ×5センチほど採取して自宅に苔サンプルを作りましょう。

苔サンプルがあればそれをルーペでのぞいたり、似たような苔を見比べたりすることができます。

それを繰り返していくと知らないうちに知っている苔の種類は増えていくことでしょう。